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沿革

​日本人のアイデンティティーを求めて

真説魏志倭人伝研究会は、実業家でもあった岩元正昭先生(北京大学医学部名誉顧問)が古代漢字学を基底とした古代史研究の場として、また自身の研究成果を世に問う場として創設した民間のパーティーであり、東京都練馬区の生涯学習団体として講演会や勉強会などの活動をしています。研究の対象はいわゆる「魏志倭人伝」(三国志魏書巻三十東夷伝倭人条)と、魏志倭人伝に描かれた時代の日本、そこから記紀(古事記・日本書紀)の成立に至るまでの古代史です。日本の黎明期がどのような時代だったのかを、魏志倭人伝の漢字解釈を皮切りに考察・研究しています。現在(令和3年)は、毎月の勉強会を中心に、全国邪馬台国連絡協議会など他団体との連携もしながら、日本の古代史、岩元学説を極めんと日々勉強しています。

旧ウェブサイトより
​古代漢字解明から始まる魏志倭人伝研究会

「魏志倭人伝研究会のパーティーがどのくらい日本に存在しているか?」と訊かれても正確には答えられない。恐らく百団体に近い数字に及ぶだろう。「何故こんなに多いの?」と訊かれたら、それは多分我々がこのテーマを研究するとき一様にロマンを感じるからだと思う。でもそれは何故だろう。

 

我々の先祖はどこから来たのだろう、どんな文化を共有してきたのだろう、と言った疑問が「自分はどうして存在しているのだろう。」という疑問に変わるからです。それを解く鍵が『魏志』倭人伝です。

 

『魏志』倭人伝はこの世に残る書物の中で日本人のことを最も詳しく書いた最古の書きものだからです。
倭人伝研究者の関心は勿論ここに何が書かれているかです。でもチョット待ってください。皆さんは日本語になった倭人伝を読んではいませんか?

 

考えてみてください。卑彌呼の時代には日本に文字がありませんでした。『魏志』倭人伝という書物は古代中国人の陳寿と言う人が書き遺した古代漢字で書かれた書物なのです。その翻訳がもし間違っていたらどうでしょう。どんなに詳しい研究論文もとんだ笑い種に格下げです。こうした研究者のほとんどが『魏志』倭人伝の日本訳文を何時の時代に誰によって訳されたのかを知りません。これって変ではありませんか? そもそも「邪馬台国」が何処にあったかを何百年間も探し続けたのに答えは見つからないのです。何故その理由を原文の翻訳間違いであると気付かないのか全く不思議です。

 

我々の魏志倭人伝研究会はこうした原文に載る古代漢字の研究を重ね、魏志倭人伝を解明しようと発足した我が国唯一の会でもあります。『魏志』倭人伝原文に引用されている古代漢字の一つ一つを西暦100年頃に後漢の許慎によって編纂された『説文解字』の漢字の原義に照らし合わせて解明してきました。驚いたことに研究が進む毎に、今までの通説とは全く異なった物語がそこに描かれていたのです。

 

従来説は次々に崩れ去り、今では「この会は奇抜で面白い。」、「やはり倭人伝は漢字で書かれた原文から研究しなきゃ駄目だよ。」という声と共に練馬区役所多目的ホールは御蔭様で満員の盛況です。

 

しかし「講義は確かに面白いが、はたして岩元説の基になる漢字解釈は本当に正しいのか?」
この御心配を解消して頂く為に私は倭人伝原文の趣意を大きく変更する目的に使用されている古代漢字の解説を論文として、中国の最も著名な出版社「世界知識社」発行の北京大学日本研究中心編「日本学」第十五輯に発表し、その結果、この論文は既に一つの学説になっていると自負致して居ります。


さぁ、日本古代史学のパラダイム・チェンジが始まります。どうぞ、真説魏志倭人伝の会にお越しください。そして正しい説を世に遺す古代史学者に成られることを切に期待申し上げております。

 

北京大学医学部名誉顧問 岩元正昭

旧ウェブサイトより
​著書紹介
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《著者紹介》
岩元 正昭 (北京大学 医学部 名誉顧問) 昭和18年生まれ。事業家。古代史研究家。永年に渡り甲冑研究に勤しむ。
平成18年2月初版『奇蹟』の倭人傳「今は、むかし…」出版。平成19年11月改訂版『奇蹟』の倭人傳「今は、むかし…」出版。平成23年6月『岩元学説 邪馬台國への道』(牧歌舎)出版。


《「今は、むかし…」寄贈録》

国立国会図書館、東京都練馬区光が丘図書館他11図書館に蔵書として所蔵される。
東京都文京区立真砂図書館。東京都豊島区立中央図書館。 北京大学付属図書館。武庫川女子大学付属図書館。
京都外国語大学付属図書館。国士舘大学付属図書館。 史学会(東京大学内)史料蔵書。

図書館、大学や歴史研究団体へ寄贈しています。
本書は、2007年11月発行以来、ひとりでも多くの方に魏志倭人伝へ興味を持っていただき、 常識とされる歴史を覆す“真”事実に気づく瞬間の、ふるえるような感動を共有できればという思いから、 本書を所望される全ての図書館・大学・史学研究団体へ寄贈を行ってまいりました。 現在、研究会の所在地である練馬区を中心に本書を置く図書館・公共施設が増えており、 本書で述べる魏志倭人伝の新諸説にも多くの反響をいただいております。
※現在は絶版となっております。個人・団体とも寄贈・販売は行っておりません。

真説魏志倭人伝研究会 事務局

176-0012東京都練馬区豊玉北6-3-2梶山ビル3階

​03-5999-0705

《寄贈用著書》

通説を根底から覆す80の真説を網羅

『奇蹟』の倭人傳「今は、むかし・・・」

東夷伝が書かれた、そもそもの目的は何だろう?これが倭人伝研究の出発点であり、醍醐味といえる。賞賛すべき尚古主義の恩恵に与り、陳寿の史家的センスを経て用いられた漢字の“本来の意味”を読み解くことで、これまで常識とされてきた数多の事実は、もろくも崩壊するだろう。僅か100行程の『倭人の条』の行間から、尚も脈々と息づく当時の政治情景や史家たちのリアルな思惑を汲み出した時、本書で述べる80の真説が誕生した。

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