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全国邪馬台国連絡協議会
第11回東京大会
DNA研究者による最新報告
日本人の源流を辿るPart3
講演会を
7月と9月にZoom限定で
2回に分けて開催します。
/ SCHEDULE
第1弾
第2弾
SATURDAY
SUNDAY
14:00-16:30
神澤秀明先生
最新の古代DNA研究が解明する日本列島人の起源と成立
/ SCHEDULE
参加費
第1部・第2部
あわせて
1,000円
どちらか1回の
参加も可能です
(参加費は1,000円)
第1部
7.31
SATURDAY
14:00-16:30
神澤秀明先生
最新の古代DNA研究が解明する日本列島人の起源と成立
第2部
9.19
SUNDAY
14:00-16:30
斎藤成也先生
現代日本人のゲノムから浮かび上がるヤマト人の「うちなる二重構造」
/ Contents
第1部
7月31日(土)
14:00〜16:30
国立科学博物館
神澤秀明先生
最新の古代DNA研究が解明する日本列島人の起源と成立
これまでの形質人類学やDNA分析から、日本列島人の起源と成立に関する研究がなされてきた。特に、遺跡から出土する人骨のDNAを分析する古代DNA研究は、過去の遺伝的な背景を直接知るための重要な手法であるが、これまでは情報の少ないミトコンドリアDNAに限られていた。しかし2010年以降の古代DNA研究の発展によって、膨大な遺伝情報を持つ核ゲノムを対象とした研究が急速に進んでいる。我々もこれまで、縄文人や弥生人などの古代人の核ゲノムを解析しており、その精度は従来の形態学的研究と比べてはるかに高まっている。2019年度には、鳥取の青谷上寺地遺跡や福岡県の安徳台遺跡の弥生時代人、北海道礼文島の船泊縄文人の核ゲノム分析の結果を論文等で報告し、未報告も含めて現在までに50体以上からデータを取得している。本講演では、最近報告した研究成果を中心に、縄文人の起源や成立過程、渡来系集団との混血などに焦点を当てて講演する。
(かんざわ・ひであき) 2009年、新潟大学理学部卒業。2014年、総合研究大学院遺伝学専攻博士課程修了。博士(理学)。2014年より現職。専門は分子人類学、古代DNA。第67回日本人類学会大会、若手会員大会発表賞、総合研究大学院大学遺伝学専攻より森島賞。令和2年度Anthropological Science論文奨励賞(船泊ゲノム)。
第2部
9月19日(日)
14:00〜16:30
国立遺伝学研究所
斎藤成也先生
現代日本人のゲノムから浮かび上がるヤマト人の「うちなる二重構造」
ヤポネシア人(日本列島人)は北部、中央部、南部の3地域において、それぞれアイヌ人、ヤマト人、オキナワ人が居住してきた。南北の2集団は、稲作渡来民からの大量の混血があったヤマト人よりも、縄文時代以来の人々のDNAをより多く保持しており、山口敏や埴原和郎らの「二重構造モデル」がDNAデータからも支持された。われわれはヤポネシア中央部の地域的なゲノムの多様性を調べることによって、ヤマト人にもその違いは小さいながら、2種類の人々が存在する可能性を見いだした。博多と江戸東京を結ぶ日本列島中央軸により新しい渡来人の子孫が多く居住し、中央軸の周辺地域にはより古い渡来人の子孫が多く居住するというものである。斎藤成也(2017)『核DNA解析でたどる日本人の源流』では、このパターンを「うちなる二重構造」と名付けた。
(さいとう・なるや) 1957年福井県生まれ。東京大学理学部生物学科人類学課程卒業、東京大学理学系研究科人類学専攻修士課程終了、テキサス大学ヒューストン校博士課程修了(Ph.D.)。東京大学理学部助手、国立遺伝学研究所進化遺伝研究部門助教授を経て、2002年より同研究所集団遺伝研究部門教授。総合研究大学院大学生命科学研究科遺伝学専攻と東京大学理学系研究科生物化学専攻の教授を兼任。主な著書は『核DNA解析でたどる日本人の源流』、『歴誌主義宣言』、『ゲノム進化学入門』、『DNAから見た日本人』など。
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ご予約はイベント予約サイト「Peatix(ピーティックス)」にて承ります。
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主催者ホームページ
●参加チケット1口(1,000円)で第1部と第2部の両方に参加できます。
●第2部からのご参加も可能です。
●第1部から参加申込をされた方は、第2部のための再度お申し込みは不要です。
●第1部から参加申込をされた方にも第2部の招待メールをお送りします。
(※第2部が受講できない場合でも招待メールをお送りします。)
●複数人数を集めて本イベントの講演を視聴する、いわゆる個別サテライトを開催する場合は、必ず事前にお申し込みください。無断での個別サテライトは固くお断りいたします。
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